2012年08月14日

グリー オワタ


コンプガチャ全廃で収益明暗 DeNAは↑、グリー↓



図:ソーシャルゲーム大手2社の売上高拡大ソーシャルゲーム大手2社の売上高



携帯電話などで遊ぶソーシャルゲームの課金システム「コンプリート(コンプ)ガチャ」を5月に廃止した影響で、最大手のグリーは14日、4〜6月の売上高と営業利益が2008年の上場以来初めて減少に転じたと発表した。業界2位のDeNA(ディー・エヌ・エー)は目立った影響がなく、明暗が分かれた。

 グリーが14日発表した4〜6月期決算は売上高が400億円、営業利益が189億円で、直前の四半期(1〜3月)に比べてそれぞれ13%、23%減少した。田中良和社長は「直接的な影響は分析できない」としたが、「探検ドリランド」などヒット作となった多くのゲームで、コンプガチャを使っていたことが影響したとみられる。

 一方、DeNAが9日に発表した決算は売上高、営業利益ともに前の四半期を上回った。同社はコンプガチャを使うゲームで出遅れ、昨年は業績が伸び悩んだが、コンプガチャ廃止が「追い風」になった形だ。

 コンプガチャは、ゲームで使うカードを一定の組み合わせでそろえると、より強力なカードがもらえる。ガチャと呼ばれるくじを何度も引いて高額を請求される例が相次ぎ、消費者庁が5月に規制の方針を打ち出したため、業界全体で廃止した。

http://www.asahi.com/business/update/0814/TKY201208140374.html

 

  http://nji.diary.to/search?q=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC

[東京 14日 ロイター] グリー(3632.T:株価ニュースレポート)は14日、2013年6月期の連結業績予想について、営業利益を740―840億円にしたと発表した。前年同期比は10.6%減―1.5%増の幅となる。

今期は、米国中心に海外売上の拡大を見込むが、海外事業の先行投資費用がかさむことから減益の可能性も織り込んだ。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、13年6月期のアナリスト15人の予測平均は813億円だった。

日本国内ではスマートフォン対応の新規タイトル数を増やすほか、5月に統一した世界ブランド「GREE」で最大169カ国にゲーム配信が可能な体制が整ったことから、今期から海外展開を本格化する。今期中に英語だけでなく韓国語、中国語など14カ国語に対応する予定。海外事業については、足元で費用が先行しているが、通期の後半にかけて収益化していく方針。

通期の売上高予想は1950―2050億円(前年同期比23.2%増―29.6%増)、当期純利益予想は460―520億円(同4.1%減―8.4%増)とした。

<4―6月期は四半期比で初の減収減益>

ソーシャルゲーム内の「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」と呼ばれるシステムは消費者庁が5月に景品表示法に抵触するとの見解を公表。これを受けて業界側は6月22日、コンプガチャの廃止や電子くじ「ガチャ」の透明化、アイテムの現金化の禁止などを盛り込んだガイドラインを策定した。

これによって同社では、ガイドライン対応を優先して新規のゲーム開発が遅れるなど業績に一定の影響が出たという。4―6月期の連結業績は、売上高が400億円(1―3月期は461億円)、営業利益が189億円(同245億円)と、2008年12月の上場以来、前四半期比で初めて減収減益となった。

記者会見した田中良和社長はコンプガチャ廃止に伴う業績への影響については「細かく分析するのは難しい。直接的な影響は言えない」と述べるにとどめた。ただ「ガイドラインは6月末までに大半の対応は終えているので、(業績は)7月をボトムに8月以降は上がっていくと思っている」との認識を示した。

12年6月期の連結業績は、売上高が2.4倍の1582億円、営業利益が2.6倍の827億円、当期純利益が2.6倍の479億円だった。通期ベースでは売上高も利益も2倍以上に拡大し、過去最高を更新。年間配当は、1株あたり30円(前年同期は9円)と大幅な増配とした。

コンプガチャが問題化した5月以降、株価が下落しているが、自社株買いについて田中社長は「状況に応じて検討していく」と述べた。

(ロイターニュース 村井令二 取材協力:斎藤真理 編集 内田慎一)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE87D04C20120814?sp=true

 

コンプガチャ対策後のグリーとディー・エヌ・エーの業績の明暗はくっきりと

 

この5月からはソーシャルゲーム業界は大忙しの時期だった。その結果が一部、業績に現れてくるとのだと考えられるが、国内二大ソーシャルゲームプラットフォームの1つであるグリー20+ 件の四半期および通期の決算発表会が本日開催されて、MobageおよびGREEのその状況が明らかになった。決算の数字から言えば、グリー20+ 件は2012年6月期第4四半期(2012年4月から6月)は売上高はその直前の四半期に比べて13パーセントのダウンとなり(営業利益は23パーセントダウン)、すでに発表されているディー・エヌ・エーの11パーセント増加(同5パーセント増加)と対照的になった。

もちろん、グリーのこの原因としてはいわゆる一連のコンプガチャ問題によって対策がとられた、コンプガチャやコンプガチャ類似の廃止などに起因しているのだと一般には想像されるのだが、グリー代表取締役社長の田中良和氏は、コンプガチャの直接的な影響から業績が下がったとは明言していない。グローバル対応や利用環境の向上策などの対応によって、製品開発が遅れたため、前四半期に比べて数字が減少しているのだと説明している。

前四半期から業績が向上したディー・エヌ・エー代表取締役社長の守安功氏も「何パーセント精緻に影響があったのか合理的に判断するのが難しい」としていることから、コンプガチャがどれだけ業績におよぼしているのかは分析するのが難しのだろうが、結果としては、4月-6月の業績はこれまで毎四半期ごとに右肩上がりを続けてきたグリー20+ 件にとっては、厳しい結果となった。

ただ、7月以降はわずかながら復調し始めていることも両プラットフォームともに発表している。

Mobageはプラットフォームの業績の目安となるモバコインの消費量が5月の184億円をピークに、6月には一旦180億円と下がるが、7月には再度183億円と復調を見せている。四半期ベースでも4月-6月(2013年3月期第1四半期)は541億円だったものが、7月-9月(同第2四半期)には550億円になることを予想している。

 http://nji.diary.to/search?q=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC 
GREEはプラットフォームでのコインの消費量については一切開示していないので、Mobageと同列に比較できないが、8月の月初5日間コイン消費量(ソーシャルゲームは月初に多くの課金がなされる)は7月に比べて1.03倍程度とわずかながら増えているため、横ばいあるいは微増していることがわかる。

さて、気になる海外の状況だが、これは両者ともに少しづつ開示を初めている。

今回グリー20+ 件は2013年6月期の通期予想をしている。その数字は売上高は2,050億〜1,950億円(2012年6月期は1,582億3100万円)、営業利益は840億〜740億円(同827億2900万円)だが、売上高は前年比で23パーセント以上の伸びを示しているのに対し、利益は同じかあるいは前年に比べて低く見積もっている。これには積極的な海外での投資を見込んでのことだという。ただ、海外での売上は10パーセント強以上を見込んでいるということなので、2013年6月期には200億円以上の売上が海外からもたらされるということである。これには5月に買収したFunzioなどの売上も含まれる(Funzioは月に500万ドルを売り上げていたと言われている)。

一方のDeNAは海外については、売上は予測なども含めて開示していないが、欧米市場(Mobageはプラットフォームが市場別に日本・中国・欧米他の3つに分かれている)では7月のコインの消費量が1,000万ドル弱となったことを明らかにしている。また第2四半期(7月-9月)では合計で3,000万ドル以上の水準を目指しているという。これは国内のコイン流通と比べて数パーセント程度規模の数字ではあるが、ようやく日本と比較できるところまでの数字となってきたようだ。

いずれにせよ、今回の明暗ははっきり出た。市場がこれに対してどう反応するかは興味深いが、いずれにせよ両者を含めてソーシャルゲームの整備化が進んで健全な環境が作られてきている。国内では市場の伸びも少しづつ鈍化しているが、今後は海外での成功が業績に次に大きなインパクトを与えるものだと予想される。

 http://nji.diary.to/search?q=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC

参考:
グリー20+ 件
売上高
2012年度6月期 第4四半期:400億8,000万円
2012年度6月期 第3四半期:461億8,900万円
営業利益
2012年度6月期 第4四半期:189億9,600万円
2012年度6月期 第3四半期:245億4,900万円

ディー・エヌ・エー
売上高
2013年度3月期 第1四半期:476億円
2012年度3月期 第4四半期:428億円
営業利益
2013年度3月期 第1四半期:184億円
2012年度3月期 第4四半期:176億円
※ディー・エヌ・エーは会計基準をIFRSに変更している

 http://nji.diary.to/search?q=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC

 

 

グリーは14日、2012年6月期の通期業績を発表した。売上高は2.46倍の1582億円、最終利益は2.63倍の479億6000万円と大幅な増収増益になった。

 営業利益と経常利益はともに前期比2.65倍となり、最終利益とほぼ同じ伸び率となった。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」で自社および外部企業が提供したゲームソフトでヒット作を連発できたことが増収増益の要因としている。テレビCMなどのPRは効果があったという。携帯電話に加えてスマートフォン対応を進めたことも奏功したとしている。

 社会問題化した「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」を今年5月に廃止したことで、4−6月の課金収入は364億円と、1−3月の428億円より減った。会見した田中良和社長は「コンプガチャ問題への対応に追われ、新規のゲーム開発が遅れた」と話した。ただ6月末までに大半の対応を終えていることから、足下の課金収入は「回復基調に入っている」とのこと。

 この期中に開発やデザイン面で海外企業の買収を進めており、事業拠点は世界9拠点体制にした。収益面での効果は来期以降に出ると期待している。

 2013年6月期の最終利益は460−520億円と幅をもたせて発表。最大で前期比8.4%増を狙う。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120814/biz12081415410003-n1.htmhttp://sankei.jp.msn.com/economy/news/120814/biz12081415410003-n1.htm

 

 
 http://nji.diary.to/search?q=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC


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