2012年02月25日

AIJ事件の真相を探る


こりゃ運用の失敗じゃなく確信犯の詐欺だろうな。

問題は資金の行方だ。

そう簡単に2000億円は使いきれないし隠せないぞ。

ま、多分、見つからんし、
帰ってこんだろうけどね。


AIJ投資顧問(東京、浅川和彦社長)事件の真相

 企業年金の代表格と言えば厚生年金基金だった。企業の従業員の公的年金は基礎年金の上に厚生年金が乗る2階建てになっている。この厚生年金分の一部を国に代行して支給したり、独自の上乗せをしたりするのが厚生年金基金である。

 金利が高ければ、国に支払う保険料の一部でも自分たちで運用した方が得になる。だが、いまのような超低金利では、運用益をひねり出すのは容易ではない。

 だから、厚生労働省も2001年に制度を改革し、代行部分を国に返上できる仕組みをつくった。これで厚生年金基金は急減したが、資金難などもあり、新たな制度に移行できないところもある。

 運用に苦しむこうした企業年金に、高利回りをうたい文句に誘いをかける運用業者が出てくることは当然予想できる。

 一方、証券取引法を改めて06年に金融商品取引法が国会で成立した。この法律の眼目は「貯蓄から投資」である。

 預貯金に偏った日本の金融のあり方を変え、株式投資などに誘導していく。このため、行政は公正で透明性のあるルールをあらかじめ示し、そのルールが守られているか事後的にチェックする。

 しかし、法律で定められた厚労省による企業年金の監督も、金融庁や監視委による資金運用業者に対する監督、検査も形式的だったと言わざるを得まい。

 大事な資金を簡単に預けた企業年金も問題なしと言えない。欲を出した。ただAIJの資料では、5人いるファンドマネジャーの平均経験年数は21年8カ月とベテランぞろいだった。運用報告でも確実に利益を上げていた。それがウソと断じるのは難しいし、解約も難しかろう。

 監視委によるAIJの検査は今回が初めてだったという。その間、AIJが行った粉飾には誰も気を留めなかった。

 金融庁は、AIJと同様に投資一任を受ける業者263社の一斉調査を実施する。問題が広がらなければいいが。金融行政が甘かったと言わざるを得ない。


=2012/02/25付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/288850

 

 

AIJは「不自然」=09年に格付け会社が警告−米紙

 【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は24日、運用資金の大半を消失したとして金融庁から業務停止命令を受けた日本の投資顧問会社「AIJ投資顧問」について、日本の格付け会社「格付投資情報センター(R&I)」が2009年に「不自然な」会社として警告していたと報じた。R&Iは日本の金融当局ともこうした懸念について議論したという。
 WSJによると、R&Iは09年、顧客宛てのニュースレターで、社名には直接言及しないながらも、市場が低迷する中で「不自然な安定配当」をする会社としてAIJを取り上げた。年金業界の大半の専門家には特定するのに十分な説明だったという。(2012/02/25-11:27)

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012022500145

 

 

年金資産、ケイマン経由で香港へ移転 

AIJ投資顧問


租税回避地は金融監督当局も監視が難しい。証券取引等監視委員会は、AIJが自社の活動実態を把握しにくくしていた可能性もあるとみて調べている。

AIJ「租税回避地」通じ資金運用=

活動実態隠した可能性―金融庁、登録取り消しへ


対象は、投資家から資金運用を一任されている全国260社余りの投資顧問会社。

AIJ投資顧問について、 格付け会社の格付投資情報センター(R&I)が2009年に発行したニュースレターの中で米国の巨額金融詐欺事件になぞらえて、日本のマドフ事件になりかねないと警告していたことがわかった。

日本経済新聞によると、AIJは長年にわたって、累積利回りの実績は240%などと顧客に虚偽の情報を提供してきた疑いがある。


 
 
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