2009年01月24日

ジム・ロジャーズ―すべては、欧米からアジアへ動く

http://president.jp.reuters.com/article/2009/01/24/056D0430-E869-11DD-B8EA-27C83E99CD51.php

もし今、誰かに1万ドル運用してくれと頼まれたとしたら。長期投資であれば、私は中国株とコモディティ(商品)を買うでしょう。逆に短期で売却益を出したいというなら、日本円、スイスフランなどの通貨に投資するかな。今後2、3年は、通貨を買って売却するのに非常にいい時期だと思います。なかでも日本円は現在、世界で一番強い通貨ではないでしょうか。円は過去40年、対ドルで約400%も上昇したことになります。

その後は、本格的な商品の時代です。常々私が言っているように、18〜20年くらいのスパンで商品と株式の強気相場の波がやってくるのですが、1999年に商品の上げ相場がはじまったので、あと10年は続くと思います。


どの商品が上がるかは、需給バランスを考えればわかります。需要が供給を上回っているものが有望なのです。例えば、過去20年にわたって原油の供給量は増えておりませんが、中国、インドなど新興国の需要は増え続けています。すぐに原油に取って代わるエネルギーがあるわけではないし、遠からず相場は上昇基調に乗るでしょう。亜鉛、砂糖、コーヒーなども見通しは明るいと思います。


http://president.jp.reuters.com/article/2009/01/24/056D0430-E869-11DD-B8EA-27C83E99CD51-1.php

現在、GMやシティバンクなどは完全にファンダメンタルズが損なわれている。公的資金の注入などせず、一度バランスシートをきれいにして、やり直すべきなのです。むろん失業者があふれ、一時的に大変なことになるでしょうが、それを覚悟して政府がセーフティーネットを用意しておくべきでしょう。


http://president.jp.reuters.com/article/2009/01/24/056D0430-E869-11DD-B8EA-27C83E99CD51-1.php

例えば、日本のバブル崩壊後の90年代後半、政府は、事実上経営破たんしている「ゾンビ会社」に資金を注入し続けました。結果、その後8年間にわたって、株価は8割下落し、10年以上にわたり不況に苦しむことになりました。

一方で、同じく90年代後半、韓国経済は一度崩壊しました。が、すべて清算した後、世界でも有数の経済成長を遂げたのです。このような過去の歴史に学び、一度痛みを受け入れてから、新たにスタートすべきなのです。

どんな逆境でも儲ける人はいるものですが、変化をいち早くキャッチできる人が勝者となるのです。

米国に代わり、21世紀の超大国に躍り出るのは中国です。現在、米国が世界最大の債務国であるのに対し、中国は最大の債権国となりました。金融危機以降、米国の政治家は、ウォール街の友人を救うために資金を切り崩しているのに対し、中国政府はいち早く、4兆元の景気刺激資金をもって、農業やインフラ整備といった未来への投資を行おうとしています。私はこれを評価しており、中国株も、いずれ値上がりするでしょう。


http://president.jp.reuters.com/article/2009/01/24/056D0430-E869-11DD-B8EA-27C83E99CD51-2.php

日本は健闘していると思いますが、環境の変化に適応していかなくてはなりません。70年代、日本メーカーのほとんどは米国と取引していましたが、現在はアジア諸国が中心で、工場も海外に移転している。成熟国家として、輸出産業に依存し続けていては厳しいでしょう。

さらに深刻な問題は、少子化です。政府の政策は目立った効果をあげておりませんし、子供が増えないなら、移民を受け入れるしかありません。そしてもう一つの問題は巨額の財政赤字です。このまま手を打たずにいれば、今のティーンエージャーが40歳になった頃、日本は大変な事態に直面するでしょう。私が今10歳の日本人であったら、怒って革命でも起こすかもしれませんね(笑)。


娘たちにMBAを取らせようとは思いません。これからお金持ちになるためには、農業学、鉱山学といった学問がより大切になってくるでしょう。不動産を買うのなら、農園のほうがいいと思います。



posted by k at 17:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 商品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログを始めました。私が感動したお薦めの本をあなたと共有したいと思います。現在、数稽古、修行中です。いろいろなブログを訪問して勉強中です。参考になりました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
Posted by ツイてる! at 2010年01月18日 18:47
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